事業の概要
- 建設事業が主力第一建設工業グループは、主に建設事業と不動産事業を展開しています。特に建設事業が主力で、鉄道工事をはじめとする公共性の高いインフラ整備を担っています。子会社も建築や土木の小規模工事を手掛け、グループ全体で建設関連の幅広いニーズに対応しています。
- 東日本旅客鉄道との関係建設事業においては、東日本旅客鉄道株式会社が主要な取引先です。長年にわたる信頼関係と鉄道工事における専門技術力を背景に、安定した受注基盤を築いています。これにより、鉄道インフラの維持・発展に貢献しつつ収益を上げています。
- 不動産事業も展開建設事業の他に、不動産事業も手掛けています。具体的には、不動産の賃貸や仲介などを行っており、建設事業で培ったノウハウを活かしながら、収益源の多様化を図っています。この事業は、グループ全体の安定的な収益確保にも寄与しています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
セグメント構成
- 建設事業が主力建設事業は、第一建設工業グループの主要な収益源であり、売上高569.29億円、営業利益69.57億円を計上しています。鉄道工事をはじめとする公共性の高いインフラ整備を担っており、グループ全体の収益の大部分を占めています。この事業は、東日本旅客鉄道株式会社との強固な関係に支えられています。
- 不動産事業も展開不動産事業は、売上高10.77億円、営業利益2.37億円を計上しています。不動産の賃貸や仲介などを手掛けており、建設事業と並ぶもう一つの事業の柱です。規模は建設事業に比べて小さいものの、収益源の多様化と安定化に貢献しています。
- 地域に根差した事業展開両事業ともに、主に日本国内で展開されています。建設事業では、子会社が建築や土木の小規模工事も手掛けることで、地域に密着したサービスを提供しています。不動産事業も同様に、地域における不動産ニーズに対応することで、安定した収益を確保しています。
2025-03 セグメント別業績
| セグメント | 区分 | 売上(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ConstructionBusiness | 地域 | 569 | 70 | 12.2% |
| RealEstateBusiness | 地域 | 11 | 2 | 22.0% |
有価証券報告書「事業の内容」の全文を見る(年度切替)
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(第一建設工業株式会社)及び子会社2社で構成され、主として建設事業及び不動産事業を展開しており、当企業集団に係る位置づけは、次のとおりであります。 なお、次の区分は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)建設事業 当社が建設工事の施工を行うほか、子会社の㈱ホームテック・旭、㈱シビル旭が建築及び土木の少額工事の施工を行っており、その一部を当社が発注しております。 なお、その他の関係会社である東日本旅客鉄道㈱は、当社の建設事業の主要な取引先であります。(2)不動産事業 当社及び㈱ホームテック・旭が不動産の賃貸及び仲介等を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
事業の優位性(モート)
事業の質(有価証券報告書から抽出)
数字に出ない事業の性質を、同じ物差しで全銘柄そろえています。FY2025時点の記載が出典です。
| 価格決定力値上げを通せるか。強いほどインフレ耐性が高い | 弱い 主要建設資材等が急激に高騰しても請負金額に反映することが困難な場合があるため。 |
|---|---|
| 参入障壁新規参入を阻む要因の種類 | 技術 鉄道工事に特性を有する総合建設業であり、創業以来培ってきた鉄道工事における専門技術力。 |
| 顧客集中度特定顧客への依存度。高いほど失注リスクが大きい | 高い(依存) |
| 景気敏感度業績が景気循環にどれだけ振られるか | シクリカル |
| 規制依存規制は障壁にも足枷にもなる | 高い |
会社が挙げる主要リスク:建設市場の動向 / 工事事故の発生 / 原材料価格の高騰
同じ条件で他の銘柄を探す → 定性スクリーニング(価格決定力・参入障壁・景気敏感度などで絞り込めます)
モート総合 7 / 25 5類型それぞれの強度と、そう判定した根拠
無形資産★☆☆☆☆
ブランド力や特許などの無形資産は限定的。公共事業中心の建設業であり、技術力や実績が評価されるが、直接的なブランド価値は低い。
スイッチングコスト★★☆☆☆
顧客(特に官公庁)との長年の信頼関係や、特定の工法・技術に関するノウハウは乗り換え障壁となりうる。しかし、公共事業の入札においては価格競争も激しく、完全な囲い込みは難しい。
ネットワーク効果☆☆☆☆☆
ネットワーク効果が働く事業ではない。
コスト優位★☆☆☆☆
規模の経済によるコスト優位性は限定的。建設業特有のコスト構造であり、他社との圧倒的なコスト差を生み出す要因は少ない。
規模の経済★★★☆☆
中堅ゼネコンとして一定の事業規模を有しており、大規模プロジェクトの受注や資材調達において一定の優位性を持つ。ただし、大手ゼネコンと比較すると規模の経済は限定的。
- 鉄道工事の専門技術力第一建設工業は、鉄道工事に特化した高い専門技術力と豊富な実績を持っています。これは創業以来培ってきたものであり、他の建設会社にはない独自の強みとなっています。この技術力により、東日本旅客鉄道株式会社をはじめとする主要顧客からの信頼を厚くし、安定的な受注に繋がっています。
- 主要顧客との強固な関係東日本旅客鉄道株式会社は、第一建設工業の建設事業における主要な取引先であり、売上高に占める割合が高いです。長年にわたる信頼関係と実績により、強固なパートナーシップを築いています。これにより、安定した事業基盤を確保し、継続的な事業機会を得ています。
- 公共性の高い事業貢献鉄道インフラなど公共性の高い建設事業を担うことで、「安全・安心」を最優先とする企業風土を構築しています。社会資本の整備を通じて地域社会の発展に貢献しており、これが企業の信頼性向上と持続的な成長に繋がる競争優位性となっています。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
経営戦略
- 「安全・安心」最優先の企業風土第一建設工業は、鉄道を中心とした公共性の高い建設事業を柱とし、「安全・安心」を常に最優先とする企業風土を構築しています。これにより、高品質で安全性に優れた成果物を提供し、顧客からの高い満足と信頼を獲得することを目指しています。地域社会の発展に貢献し、社会とともに発展し続ける企業づくりを推進しています。
- 中期経営計画「変革2030」2026年度を初年度とする「中期経営計画 変革2030(2026年度~2030年度)」を策定し、売上高700億円、ROE9%以上、配当性向50%以上などの具体的な業績目標を掲げています。設備投資や人的資本投資の強化を通じて、持続的な成長と企業価値向上を目指しています。
- ESG経営と企業価値向上建設業界の厳しい環境変化に対応するため、時間外労働の上限規制やデジタル化、AI技術の活用など、喫緊の課題に対処しています。ESG経営を通じたSDGsへの貢献や、「資本コストや株価を意識した経営」により、持続的成長と企業価値向上を実現するため、全社一丸となって取り組んでいます。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「経営方針・対処すべき課題・MD&A」の全文を見る(年度切替)
経営方針・経営戦略
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、鉄道を中心とした地域の交通インフラなど公共性の高い建設事業を柱に社会資本の整備を担う企業として、「安全・安心」を常に最優先とする企業風土を構築し、地域社会の発展に貢献してまいります。また、環境変化に対応する技術革新や幅広い人材育成に努め、高品質で安全性に優れた成果物を提供することで、お客様からの高い満足と信頼を獲得し、社会とともに発展し続ける企業づくりに邁進してまいります。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、2026年度を初年度とする「中期経営計画 変革2030(2026年度~2030年度)」を策定し、以下の中期経営目標を掲げております。なお、設備投資・人的資本投資の強化を図るため、中期経営計画の目標値等の見直しを検討してまいります。〔中期経営目標(2030年度の経営目標)〕①業績目標・売上高700億円・RОE9%以上②株主還元方針・累進的な配当を継続・配当性向50%以上・DОE3.5%以上③投資計画・成長投資160億円・事業基盤投資110億円 (3) 経営環境、経営戦略及び優先的に対処すべき課題建設業界におきましては、公共建設投資および民間建設投資は、中長期的には一定の需要が見込まれるものの、慢性的な建設技能者不足や作業員の高齢化、労務費・建設資材価格の高騰、石油化学製品の需給逼迫等による一部資機材の調達不安定化が見込まれるなど、引き続き厳しい状況が続くものと思われます。これらに加えて、時間外労働の上限規制・地球環境問題の深刻化・健康増進を基盤とした働き方改革・スピードを上げて進化するデジタル化やAI技術の飛躍的な進展・少子高齢化への対応などは、喫緊の課題となっております。当社は、これらの課題に対処し将来に向けて持続的に成長するために、2026年度を初年度とする『中期経営計画 変革2030(2026年度~2030年度)』を2026年5月13日に策定し、経営スローガンを「変革と現状打破~ルールの目的・本質を理解し、コミュニケーションとチームワークで目指す、究極の安全と品質~」と掲げ、「4つの経営方針」を基盤としたダイナミックケイパビリティの向上を通じて「4つの変革」と「成長戦略」の推進に取り組んでおります。また、ESG経営を通じたSDGsへの貢献や、「資本コストや株価を意識した経営」による持続的成長と企業価値向上の実現に向け、全社一丸となって取り組んでまいります。
対処すべき課題
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、鉄道を中心とした地域の交通インフラなど公共性の高い建設事業を柱に社会資本の整備を担う企業として、「安全・安心」を常に最優先とする企業風土を構築し、地域社会の発展に貢献してまいります。また、環境変化に対応する技術革新や幅広い人材育成に努め、高品質で安全性に優れた成果物を提供することで、お客様からの高い満足と信頼を獲得し、社会とともに発展し続ける企業づくりに邁進してまいります。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、2026年度を初年度とする「中期経営計画 変革2030(2026年度~2030年度)」を策定し、以下の中期経営目標を掲げております。なお、設備投資・人的資本投資の強化を図るため、中期経営計画の目標値等の見直しを検討してまいります。〔中期経営目標(2030年度の経営目標)〕①業績目標・売上高700億円・RОE9%以上②株主還元方針・累進的な配当を継続・配当性向50%以上・DОE3.5%以上③投資計画・成長投資160億円・事業基盤投資110億円 (3) 経営環境、経営戦略及び優先的に対処すべき課題建設業界におきましては、公共建設投資および民間建設投資は、中長期的には一定の需要が見込まれるものの、慢性的な建設技能者不足や作業員の高齢化、労務費・建設資材価格の高騰、石油化学製品の需給逼迫等による一部資機材の調達不安定化が見込まれるなど、引き続き厳しい状況が続くものと思われます。これらに加えて、時間外労働の上限規制・地球環境問題の深刻化・健康増進を基盤とした働き方改革・スピードを上げて進化するデジタル化やAI技術の飛躍的な進展・少子高齢化への対応などは、喫緊の課題となっております。当社は、これらの課題に対処し将来に向けて持続的に成長するために、2026年度を初年度とする『中期経営計画 変革2030(2026年度~2030年度)』を2026年5月13日に策定し、経営スローガンを「変革と現状打破~ルールの目的・本質を理解し、コミュニケーションとチームワークで目指す、究極の安全と品質~」と掲げ、「4つの経営方針」を基盤としたダイナミックケイパビリティの向上を通じて「4つの変革」と「成長戦略」の推進に取り組んでおります。また、ESG経営を通じたSDGsへの貢献や、「資本コストや株価を意識した経営」による持続的成長と企業価値向上の実現に向け、全社一丸となって取り組んでまいります。
MD&A(経営者による分析)
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、国際的な経済政策の影響が残るものの、企業収益の改善を背景とした設備投資の持ち直しや雇用・所得環境の改善、各種経済政策の効果により、緩やかに回復の動きがみられました。 建設業界におきましては、公共建設投資は政府の政策等により底堅く推移しました。また、民間建設投資は企業収益の改善を背景に堅調に推移しました。 このような状況の中で当社は、安全を最優先し、最良の総合品質の提供によりお客様満足の向上を目指すとともに、目標達成に向け、技術力の向上や厳密な原価管理等に取り組んでまいりました。 この結果、当事業年度における財政状態及び経営成績は、以下のとおりとなりました。a.財政状態 当事業年度末における資産合計は、前事業年度末比23億9千7百万円(2.9%増)増加の863億3千9百万円となりました。 当事業年度末における負債合計は、前事業年度末比6億4千8百万円(5.3%減)減少の116億3千6百万円となりました。 当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末比30億4千5百万円(4.3%増)増加の747億2百万円となりました。 b.経営成績 当事業年度における売上高は、前事業年度比19億9千7百万円(3.4%増)増収の600億3百万円となりました。利益につきましては、営業利益が前事業年度比2億8千2百万円(3.9%減)減益の69億1千1百万円、経常利益が前事業年度比9千6百万円(1.3%減)減益の75億8百万円、当期純利益が前事業年度比1千8百万円(0.4%減)減益の52億2千3百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。(建設事業) 建設事業受注高は、前事業年度比121億3千5百万円(19.6%増)増加の739億6百万円となりました。建設事業売上高は、前事業年度比19億5千6百万円(3.4%増)増収の588億8千5百万円となりました。また、セグメント利益は、前事業年度比1億3千2百万円(1.9%減)減益の68億2千5百万円となりました。(不動産事業) 不動産事業売上高は、前事業年度比4千1百万円(3.8%増)増収の11億1千8百万円となりました。また、セグメント利益は、前事業年度比1億5千万円(63.4%減)減益の8千6百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末比25億2千2百万円(14.5%減)減少の148億3千8百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、42億5千8百万円となりました。これは、税引前当期純利益の計上等によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、14億8千2百万円となりました。これは、有形固定資産の取得による支出等によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、52億9千7百万円となりました。これは、配当金の支払いや自己株式の取得による支出によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績a.受注実績セグメントの名称前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(千円)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)(千円)建設事業61,771,28173,906,372(19.6%増)不動産事業1,076,7871,118,125 (3.8%増)合計62,848,06975,024,498(19.4%増) b.売上実績セグメントの名称前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)(千円)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)(千円)建設事業56,928,82858,885,318(3.4%増)不動産事業1,076,7871,118,125(3.8%増)合計58,005,61560,003,444(3.4%増) (注)1.当社では生産実績を定義することが困難であるため「生産の実績」は記載しておりません。2.売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。相手先前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)建設事業東日本旅客鉄道株式会社43,767,71975.543,353,42072.3 なお、参考のため建設事業の実績は、次のとおりであります。建設事業における受注工事高及び完成工事高の実績1) 受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高期別区分前期繰越工事高(千円)当期受注工事高(千円)計 (千円)当期完成工事高(千円)次期繰越工事高(千円)前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)土木工事11,559,98840,025,90051,585,88939,721,77111,864,118建築工事12,959,91021,745,38034,705,29117,207,05717,498,234計24,519,89961,771,28186,291,18056,928,82829,362,352当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)土木工事11,864,11842,978,28954,842,40739,596,63115,245,776建築工事17,498,23430,928,08348,426,31719,288,68729,137,629計29,362,35273,906,372103,268,72458,885,31844,383,406(注)1.前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含んでおります。したがいまして、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。2.次期繰越工事高は(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)に一致いたします。 2) 受注工事高の受注方法別比率工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。期別区分特命(%)競争(%)計(%)前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)土木工事91.28.8100建築工事50.949.1100当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)土木工事94.95.1100建築工事38.062.0100(注) 百分比は請負金額比であります。 3) 完成工事高期別区分官公庁(千円)民間(千円)計(千円)前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)土木工事1,164,34538,557,42539,721,771建築工事1,356,21615,850,84017,207,057計2,520,56254,408,26556,928,828当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)土木工事752,38938,844,24139,596,631建築工事2,672,40316,616,28319,288,687計3,424,79355,460,52558,885,318 (注)1.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。前事業年度発注者工事件名株式会社相鉄アーバンクリエイツ(仮称)ゆめが丘大規模集客施設新築工事東日本旅客鉄道株式会社村井橋上駅本屋新築その他工事東日本旅客鉄道株式会社信越線新潟駅付近高架化東工区軌道2相模鉄道株式会社ゆめが丘駅改良工事(建築関係)伊藤忠都市開発株式会社・日鉄興和不動産株式会社(仮称)玉川台二丁目計画新築工事 当事業年度発注者工事件名東日本旅客鉄道株式会社幹:燕三条旅客上家1号屋根改良オリックス不動産株式会社(仮称)蒲田計画 新築工事独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構福島職業能力開発促進センター教室棟・実習場建替その他工事(第1期)伊藤忠都市開発株式会社(仮称)世田谷区等々力PJ新築工事東日本旅客鉄道株式会社越後線上所新駅(仮称)新設他 2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)相手先金額(千円)割合(%)相手先金額(千円)割合(%)東日本旅客鉄道株式会社43,767,71976.9東日本旅客鉄道株式会社43,353,42073.6 4) 次期繰越工事高(2026年3月31日現在)区分官公庁(千円)民間(千円)計(千円)土木工事552,57014,693,20615,245,776建築工事1,406,39427,731,23529,137,629計1,958,96442,424,44144,383,406 (注) 次期繰越工事のうち主なものは、次のとおりであります。発注者工事件名完成予定株式会社日和田ショッピングモールイオンモール郡山新築工事 建築・設備工事2027年4月東日本旅客鉄道株式会社幹:長岡旅客上家1号屋根改良2028年3月東日本旅客鉄道株式会社秋田貨物駅構内こ道橋新設工事2029年3月東日本旅客鉄道株式会社幹:浦佐旅客上家1号屋根改良2027年3月株式会社ジェイアール東日本都市開発JR船橋市場町社宅跡地開発計画A街区(賃貸住宅・SC)新築工事2028年10月 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a.経営成績等1) 財政状態(資産合計) 当事業年度末における資産合計は、前事業年度末比23億9千7百万円(2.9%増)増加の863億3千9百万円となりました。この主な要因は、以下のとおりであります。 流動資産合計は、期末施工高の増加により完成工事未収入金が増加したものの、現金預金の減少等により、前事業年度末比14億2千4百万円(2.9%減)減少の474億7千2百万円となりました。 また、固定資産合計は、投資有価証券の時価上昇による増加等により、前事業年度末比38億2千2百万円(10.9%増)増加の388億6千6百万円となりました。(負債合計) 当事業年度末における負債合計は、前事業年度末比6億4千8百万円(5.3%減)減少の116億3千6百万円となりました。この主な要因は、以下のとおりであります。 流動負債合計は、未払法人税等や未払消費税等の減少等により、前事業年度末比19億2千万円(18.2%減)減少の86億5千2百万円となりました。 また、固定負債合計は、長期繰延税金負債の増加等により、前事業年度末比12億7千2百万円(74.4%増)増加の29億8千3百万円となりました。(純資産合計) 当事業年度末における純資産合計は、その他有価証券評価差額金の増加等により、前事業年度末比30億4千5百万円(4.3%増)増加の747億2百万円となりました。 2) 経営成績(売上高) 当事業年度の売上高は、当事業年度の受注高の増加を主因として、前事業年度比19億9千7百万円(3.4%増)増収の600億3百万円となりました。(売上総利益・営業利益) 売上総利益は、前事業年度比8千3百万円(0.8%減)減益の109億4千8百万円となりました。 販売費及び一般管理費は、事務用品費の増加等により、前事業年度比1億9千8百万円(5.2%増)増加の40億3千6百万円となりました。 この結果、営業利益は、前事業年度比2億8千2百万円(3.9%減)減益の69億1千1百万円となりました。(経常利益・当期純利益) 経常利益は、営業利益の減益を主な要因として、前事業年度比9千6百万円(1.3%減)減益の75億8百万円となりました。 また、当期純利益は、前事業年度比1千8百万円(0.4%減)減益の52億2千3百万円となりました。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の経営に影響を与える大きな要因としては、建設市場の動向、工事事故の発生、原材料価格の高騰、施工物の瑕疵等があります。 建設市場の動向については、慢性的な労働力不足や原材料費の高騰等による採算性の低下など、依然として厳しい経営環境が続くものと認識しております。このような状況の中で当社は、受注獲得に向けた新技術・工法の導入及び商品開発や企画提案技術の向上に積極的に取り組み、技術及び品質で高い評価をいただける技術集団を目指してまいります。 工事事故の発生については、当社は、鉄道工事を基盤とする総合建設業を営む者として、「安全・安心」を常に最優先に考え行動する企業風土を構築し、経営に重大な影響を与えるような事故の発生防止に努めてまいります。 原材料価格の高騰については、協力会社等への直近の発注状況や原材料価格動向を注視することなどにより、請負金額への反映に努めるとともに、協力会社等との関係を強化し、情報交換を密にすることなどにより、更なるコスト削減に努めてまいります。 施工物の瑕疵等については、これまでの厳密な品質管理を継続し、経営に重大な影響を与えるような瑕疵等の発生防止に努めてまいります。 c.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社では、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載したとおり、2026年度を初年度とする「中期経営計画 変革2030(2026年度~2030年度)」を策定し、売上利益目標として売上高700億円、ROE9.0%以上、配当性向50.0%以上、DОE3.5%以上、投資計画として成長投資160億円、事業基盤投資110億円という目標を掲げております。 この経営目標を達成すべく、安全性の向上、品質の向上、技術力の向上、株主還元といった重点課題に積極的に取り組んでまいります。 〔中期経営計画の進捗状況〕売上高・ROE・配当性向・DОE目標指標中期経営目標2026年度(予想)2025年度(実績)売上高700億円690億円600億円ROE9.0%以上-7.1%配当性向50.0%以上65.9%54.6%DОE3.5%以上-4.0%(注)2026年度(予想)のROE及びDОEにつきましては、公表しておりません。 d.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容(建設事業) 建設事業受注高は、前事業年度比121億3千5百万円(19.6%増)増加の739億6百万円となりました。建設事業売上高は、当事業年度の受注高の増加を主因として、前事業年度比19億5千6百万円(3.4%増)増収の588億8千5百万円となりました。 セグメント利益は、前事業年度比1億3千2百万円(1.9%減)減益の68億2千5百万円となりました。 セグメント資産は、期末施工高の増加による完成工事未収入金の増加等により、前事業年度末比12億5千7百万円(3.0%増)増加の435億7千8百万円となりました。(不動産事業) 不動産事業売上高は、賃貸用不動産の売上高が増加したことにより、前事業年度比4千1百万円(3.8%増)増収の11億1千8百万円となりました。 セグメント利益は、前事業年度比1億5千万円(63.4%減)減益の8千6百万円となりました。 セグメント資産は、建物取得による有形固定資産の増加等により、前事業年度末比5億6百万円(4.7%増)増加の113億4千3百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。1) 資金需要の動向 当社の事業活動における運転資金需要の主なものは、建設事業に関わる資機材・外注等の原価費用、不動産事業に関わる管理費・営繕費等の不動産事業費用、各事業についての一般管理費等があります。 また、設備資金需要としては、事業用建物や線路メンテナンス工事用大型保線機械等の固定資産投資と、賃貸物件等の不動産事業投資に加え、情報処理のための無形固定資産投資等があります。 2) 財政政策 当社の事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するために、手許流動性資金を相当程度保有し、運転資金及び投資資金につきましては、本社(財務部)において一元管理しております。 現時点においては、金融機関等からの借入はなく、手許流動性資金も相当程度保有できているため、不測の事態が生じた場合であっても、当面の資金繰りには支障は無いものと考えております。よって、当社事業の維持拡大に必要な運転・設備資金の確保は今後も可能であると考えております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しておりますが、この財務諸表の作成にあたっては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われており、資産・負債や収益・費用の金額に反映されております。 これらの見積りにつきましては、過去の実績等を踏まえながら継続して評価し、必要に応じ見直しを行っておりますが、見積りには不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社が財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項」に記載のとおりでありますが、特に、「5.収益及び費用の計上基準」にある一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する方法による収益認識については、財務諸表の作成における見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。(一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する方法による収益認識) 当事業年度末までの工事進捗部分について履行義務の充足が認められる工事については、主として一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する方法により収益を認識しております。適用にあたっては、工事収益総額、工事原価総額及び当事業年度末における履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積る必要があります。一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する方法により認識される収益の計上の基礎となる工事原価総額の見積りには、作業内容や工数等の不確実性を伴うものが含まれているため、当社の業績を変動させる可能性があります。
事業リスク
- 建設市場の変動リスク国内の建設投資動向は、当社の受注や売上高に大きな影響を与えます。官公庁や民間からの建設投資が想定以上に急激に減少した場合、当社の業績が悪化する可能性があります。市場の変動は、事業計画の達成に直接的な影響を及ぼします。
- 工事事故・品質問題リスク鉄道工事など公共性の高い事業を多く手掛けているため、工事中の重大事故や施工物の重大な瑕疵が発生した場合、発注者からの信用失墜や損害賠償責任が発生する可能性があります。これにより、将来の受注機会の減少や業績への悪影響が懸念されます。
- 特定の取引先への依存東日本旅客鉄道株式会社からの売上高の比率が高いことは、安定した受注に繋がる一方でリスクも伴います。同社が何らかの理由で設備投資額や当社との取引を削減した場合、当社の業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。取引先の経営状況や投資計画の変動は、当社の収益に直接的な影響を与えます。
出典: FY2026 有価証券報告書(AI要約)
有価証券報告書「事業等のリスク」の全文を見る(年度切替)
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、この有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。① 建設市場の動向 当社の受注・売上高は国内の建設投資動向による影響を受けるため、今後想定以上に官公庁及び民間建設投資が急激に減少した場合は業績に影響を及ぼす可能性があります。② 工事事故の発生 当社は、工事の施工に際しては、鉄道工事を始めとして公共性の高い事業が多いことから「安全の確保」を最優先した取り組みを実施しておりますが、万が一死亡に直結する等の重大事故が発生した場合、発注者からの信用・信頼の失墜につながり、業績に影響を及ぼす可能性があります。③ 原材料価格の高騰 主要建設資材等が急激に高騰し、請負金額に反映することが困難で価格へ転嫁できない場合や想定以上に材料費や労務費等の価格が急騰したときは業績に影響を及ぼす可能性があります。④ 施工物の瑕疵等 当社は、建設事業者として、品質管理等につきましては厳密な管理を期しておりますが、重大な瑕疵が発生した場合は、業績に影響を及ぼす可能性があります。⑤ 法的規制等 当社の事業は、建設業法、建築基準法、労働安全衛生法、独占禁止法、宅地建物取引業法等の法的規制を受けております。これらの法律の改廃、法的規制の新設、運用基準の変更等により、当社の業績等に影響を及ぼす可能性があります。⑥ 法令遵守違反等のリスク 当社は法令遵守の徹底を図るために「企業倫理規則」、「倫理・法令遵守委員会規則」の制定及び「倫理・法令遵守委員会」の活動や各種マニュアルの作成、教育を通じ、役員・社員に徹底した法令遵守への取り組みを行っております。しかし、何らかの理由で、法令遵守違反等が発生した場合に社会的信用及び信頼を損なう等、業績に影響を及ぼす可能性があります。⑦ 信用リスク 当社は、取引先の与信管理を行いリスク回避に努めておりますが、予想されない取引先の倒産等により貸倒れが発生した場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、工事施工中に協力会社や共同施工会社が倒産等に陥った場合には、工期に影響を及ぼすとともに予定外の費用が発生し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。⑧ 特定の取引先への依存度について 当社は、鉄道工事に特性を有する総合建設業であり、東日本旅客鉄道株式会社からの売上高の比率が高くなっております。このことは、当社が創業以来、培ってきた鉄道工事における専門技術力と永年にわたる同社との信頼関係によるものであります。 しかしながら、同社が何らかの理由により設備投資額又は当社との取引を削減しなければならなくなった場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。⑨ 感染症に伴うリスク 当社は、感染症の流行にあたり従業員等の安全を第一に考え、衛生管理の徹底やテレワーク勤務規則を定め、可能な限り感染予防や感染拡大防止に努めております。 しかしながら、感染症の流行に伴う経済活動の制限等により、当社の安全及び施工体制の維持・確保が困難な状況に陥った場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。